2023 09,29 16:57 |
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館長です。早いものでこの10月で開校十周年を迎えることになりました。
生徒および親御さん、応援いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。 Youtubeチャンネルの方でも10周年の歩みを動画に上げているのでよければそちらも御覧ください。 → おかげさまで10周年をむかえました - YouTube (最初の録画では話したいことが多すぎて、しょっちゅう脇道に逸れて40分オーバー(^^;「そんなの誰が見るんだっ」となってしまい、随分話も端折って何度も撮り直したのですがそれでも18分(長っ)。まあ10年ですから、そりゃあ色々ありますわね) 10年前、沖縄にはまだ本格的な子供将棋教室はありませんでした(※本島の方では子供向けサークルのような形で活動しているところはいくつかありました)、当時は東京でもまだ少なかったように思います。そんな中、道場やサークルではない「”習い事”としての将棋教室」を始めるにあたりもちろん不安もありましたが、「とりあえずやってみよう」と勢いで始めたような所もあります。 東京にいた頃、将棋仲間の関係で老舗の「こども教室棋友館」さんに何度かお邪魔することがあり、小田切館長の教室運営の様子に触れたり生徒たちと対局することもあり、何となく「自分がやるならこんな感じかな」と、漠然とイメージはありました。そこも参考にしつつ自身の経験や特性、島の特性も踏まえ、今の八将館のスタイルを決めました。 まあ実際は大人が「こうしたい」と思っても子供たちにはそんなの関係なくて(笑)、子供たちに振り回され色んな気付きを与えてもらって学び、今のうちのスタイルが出来てきたと思います。将棋に関しては厳しくやっているつもりですが、それ以外は結構ゆるゆるです。けどまあそれも島らしいかなと。。 良い時代も苦しい時代もありましたが気がつけば10年、続けることができました。先のことは分かりませんが、これからも「将棋が好き・強くなりたい」という子供たちの手助けをしていきたいと思います。 さあ11年目の始まりです。八将館こども将棋教室を引き続きよろしくお願い致します。 あらためて関係各位、応援いただいた皆様に感謝 PR |
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2022 11,01 21:55 |
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館長です。この日曜には八将館主催の1Day将棋道場も終わり、来週には立場を代え八重山支部の事務局長として八重山将棋まつりの準備もありで、しばらくは忙しい日々です。
「同じ将棋イベント、同じようなものでしょ」と言ってしまえばそうなんですけど、責任の所在というか立場が違うので、やっぱ違うんすよね。 ■今回は教室と道場の違いについて理解いただきたいというお話し。 先日開催した1Day将棋道場のように「将棋道場」とは誰でもいつでも参加できるのが道場です。 全国的にもほとんどの場合予約も不要ですし、営業時間内の好きな時間に行って、当日分の席料を払って組まれた手合いで対局するのが道場です。 まれに先生的な人がいて教えてくれる場合もありますが、基本は指導などはなくお客さん同士の対局のみです。 では教室とは?。将棋を指すのは同じですがこれはいわゆる塾のようなものと思ってもらえばよいかと思います。 生徒は月謝を払って参加します。教室の場合は必ず講師がいて、生徒一人一人に対し指導(課題の指示)をしたり対局したりします。もちろん生徒同士の対局もあります。 厳格な規定があるわけではないので、教室ごとにスタイルは違いますが、基本は塾や習い事レッスン同様に先生が生徒に教える、そういう形態とご理解ください。 なので基本は突然の参加希望の来校はお断りしております。 学習塾やピアノ教室、空手道場に当日突然行って「今日だけ参加させてくれ」とはならないですよね。そういうことです。 講師側も「今日はこのレベル対象に大盤使って戦法の指導しよう」とか「この子は今日こそ○枚落ちを卒業しそうかな」とか考えて、準備しているのです。他の習い事同様に一人一人をしっかり見る責任があるのです。 これまでは島外からの突然の来校についても(せっかく遠くから来たのだからと)出来るだけ受け入れる努力はしてきましたが、そのために生徒の指導へ影響が出てしまっては生徒にも親御さんに対しても申し訳ないことになります。 かと言って、生徒以外の参加は全てお断りということではありません。 前もって、事前にご連絡いただいてその日が教室の状況的に受け入れ可能と判断できる場合は対応致します。ただ、事前にご連絡いただいても参加をお断りするケースもあります。 「なんだあそこは、せっかく行ったのに断られた」と不満をもたれてもこちらも困ってしまいます。。。(-_-;) 当教室は”道場”ではなく”教室”なので、その辺はご理解いただきたいと思います。 (以前、シニア世代の方が教室休みの日に「ここ将棋指せるんだろ。指させてくれ」と突然来たことも。。。NG項目多すぎ(笑)) まだまだ道場と教室の違いを認識されていない方も多いので、あらためてご案内させていただきました。 長々と失礼。誤解してほしくないのですが決して当教室が排他的ということではありません。「生徒以外の少年少女や一般成人、誰もが将棋を楽しめる場も提供したい」という思いもあって、先の1Day道場のようなイベントも開催しているのです。 今後とも当教室の活動にご理解ご支援いただけるようお願い申し上げます。 ・・・いやしかし、ホント長いね(^^;。失礼しました。。 |
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2022 05,16 14:45 |
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館長です。今年もやってくれました!
上平桃香さん中学選抜女子の部沖縄県大会優勝‼ 昨年優勝に続いての連覇です。1回は偶然ラッキーもあるでしょう、しかしながら連覇は本物です、偉いことです。 昨年初優勝し、初めての全国大会出場で色んな刺激をうけたと思います。ただその後、しばらく将棋は停滞気味でした。 初めての大きな目標を達成して少し気が抜けたところもあったでしょうが、運動系の部活動や学業でも忙しく過ごしている中で、将棋にだけ集中というわけにもいきません。まあ年代的にそれも当然でしょう。 それでも、教室にはちゃんと毎週通って将棋を指し続けたのが彼女の偉いところ。”継続は力なり”です。 しかし今年は強力なライバルとの対決が予想されていました。新中学1年の憩さんです。 憩さんは八重山オンライン大会Bクラス優勝の実力者。昨年11月のLPSA主催のオンライン女子団体戦の時に八将館チームメンバーが足りず、助っ人で参加してもらいました。 その時に練習対局で桃香さんと初めて対局してもらったのですが確か2勝2敗、内容的にも五分だったと思います。 その翌月、八重山将棋まつり女流名人戦で初めて大会本番での対局。指し手の正確性は憩さんが上に感じられましたが、最後は気合で攻め倒した桃香さんが勝利。 今大会の決勝でそれ以来の対戦となりました。本島の方は予想しなかった展開でしょうが、私的にはある意味想定通り。戦いは相振り飛車の激戦となったようですが結果、桃香さんが勝利し優勝となりました。 敗れた憩さんは残念でしたが、県大会2位もまた立派です。 石垣島民的には、県大会での八重山勢どうしによる決勝戦は胸熱な展開でしたね。 さて、桃香さん8月には全国大会です! 昨年は当たりも悪く、1勝2敗で予選敗退でしたが今年は本選出場目指し、できるだけ多く対局できるよう期待。 中学生最後の夏、思いっきり楽しんできて欲しいと思います。 あらためて、優勝おめでとうございました! (おまけ) 同日開催の中学生の男子の部。結果を見ると正直君が準優勝とのこと。 元八将館生徒で今は豊田塾宜野湾道場生徒。OB生徒の活躍もまた喜ばしい。決勝での敗退は残念でしたが、まだあと一年あります、来年こそ栄冠を勝ち取れるよう頑張ろう。 ある意味石垣島と宜野湾の両方を知る唯一の少年。両方の良いところ(だけ)を吸収して成長しつづけて下さい! |
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2022 03,04 17:45 |
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館長です。先日の日曜(2/27)に沖縄市で以下の県大会が同日開催であり、石垣島からは私と生徒の高橋君が参加しました。
大会①公文杯小学生将棋名人戦県大会 大会②全国支部名人戦沖縄県大会 どちらも沖縄県代表を決める大会です。 大会①は伝統ある小学生憧れの大会ですね。多くの名棋士がこの大会を経てプロ入りしています。 大会は予選2勝通過2敗失格からの決勝トーナメント方式でした。本島には前日入りの高橋君、会場近くのホテルにお父さんと泊まったそうですが朝詰将棋をしていたら夢中になって遅刻しそうになったそう(笑)。 参加は10名。思ったより参加が少ないなと感じたのですが、おそらく県内では優勝候補がある程度絞られていて、級位者の小学生は「自分の実力ではまだまだ」と、出場していない子も多かったのではと推測。。 さて高橋君、予選は好調に2連勝通過し本選トーナメントに臨みます。 1回戦勝利でベスト4進出!しかし迎えた準決勝で時計押し忘れ?の反則負けに。。残念。 結果、成績は3位に。 当日は内容的にも手応えがあったようなので残念ではありましたが、まあこれも経験。次回またチャレンジしましょう。 さて私が出た大会②は全国の支部会員のチャンピオンを決める大会の県予選。こちらは中学生~一般の大人も参加の大会です。 予選は不戦勝があったので1勝で通過。本選トーナメントへと進みます。 1回戦は県大会でも活躍している20代若手選手。こちらの振り飛車に相手は居飛車穴熊という形で中盤以降少しずつリードを奪い快勝。 迎えた2回戦の相手はかつての教え子の正直君(^^;。中盤の小競り合いの後まわしを掴んだらあとはそのまま土俵の外へ送り出し…で快勝。 せっかっくシード枠をクジで当てたのに初戦から私と当たってガックリな正直君でしたが、『大会のトーナメントで当たる所まで強くなった』ということで、館長としては感慨深いものがありますな。まあ本人からすると9枚落ちからずっと教わってきた先生とやるのは勝負としては思い出が悪すぎて嫌だったでしょうが(笑)。 いずれこちらが勝てなくなる時も来るでしょうが、まだ早い。私ももう暫くは壁で居続けられるよう頑張りたいと思います。 次の準決勝の相手は高校生強豪の有名選手。過去に2度対戦があり、どちらも勝勢になるも終盤まくられ自滅気味に逆転負けを喫している相手、今度はこちらの思い出が悪い(*_*;。 過去の反省も踏まえ、優勢になっても勝ち急がずに面倒を見続け快勝!少しホッとする。 さて久しぶりの決勝戦。相手は激戦区を勝ち上がってきた禰保さん。数年前にこの大会で全国優勝したこともある県内№1選手。 最後に当たったのは5年前の名人戦。(その時は私が準決勝で勝たせてもらいその勢いで優勝)今回は相手の振り飛車に今大会初めての居飛車側を持っての対抗型。中盤こちらが一手遅い感じのまま直線勝負に入ってしまい、少しは粘るもスタート時の差は埋まらず投了。キッチリ前回の借りを返され、健闘およばず準優勝となりました。 ・・・と、長文になってしまいましたが、まとめ。結果は小学生県大会で高橋君が3位に、私が一般県大会で2位という成績でした。 石垣島からの参加は大変なので毎回出場はさすがに無理がありますが、それでも年1~2回は出たいですね。 出来れば他の生徒にも体験してもらいたいなと。今回の高橋君の活躍も刺激になったのではと思います。いつか生徒を数名引率して県大会へ参加できる日が来るよう、頑張りたいですね。 以上、県大会出場の報告でした。 |
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2021 06,22 10:50 |
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館長です。ひさしぶりに嬉しい出来事がありました。
上平桃香さん中学選抜女子の部沖縄県大会 優勝‼ 八将館から3人目、女子では初の県代表誕生です。 初参加の大会、初めての場所・対戦相手で緊張したと思いますが、本来の力を発揮し見事優勝してくれました。桃香さんおめでとう。 今大会は開催までも紆余曲折。蔓延防止・緊急事態宣言等が続く中、大会の開催自体も不透明な状態が続き、開催決定後も2度に渡り日程が変更に。。 そのたびに航空券・宿泊の予約を取り直してと、親御さんも仕事の調整などもあり大変だったと思います。 (仕方のないことですが、石垣島のような離島から沖縄本島の大会へ参加するのは大変なんです。) 桃香さんが当教室に入会したのは小3の2月。約4年半前になりますか・・・(遠い目で回想) 当初は10級スタート。その後毎月のように昇級を重ねるも、6級、5級で少し足踏み。当教室の昇級の仕組み的に誰もがそうなるのですが、逆にそこまでスムーズに昇級した子もホボいません。偉いことです。 その後、4級で停滞も1年半で3級へ。以前は女子生徒もたくさんいて、他の生徒と楽しく将棋を指していましたが徐々に減って淋しい思いも。 そんな中楽しみにしていたこの中学女子県大会も、昨年は新型コロナで中止。モチベーションの維持が難しい時期もありました。 それでも水曜教室の仲間(Seiji、Yuushi、未莉)と楽しみながら切磋琢磨し続け、ようやく出場が叶った今回の大会で見事初優勝!本当に良かったです。 大会では初戦でなんと未莉さんと当たったようで黒星スタート(苦笑)。 ※未莉さんは2月まで八将館生徒。小学校卒業を機に春から本島へ引っ越しており、久しぶりの再会となったわけですが、少し気が緩んだか? ただその後は連勝を重ね、2名が3勝1敗で同率首位に。直接対決でもう一人の3勝1敗者に勝っているので直接対決勝者上位の規定に則り、優勝となりました。 まぁ、初戦負けて気を引き締め直して臨めたとも言えるかな?結果オーライだけど。 今大会に向けては4月から特訓をしてきました。開催決定前から「大会は開催されるから」とモチベーションが切れないよう励まし「本島にはどんな強い子がいるか分からない。とにかく地力を上げていこう」と叱咤激励。。力強くなった指し方を褒めたと思ったら、ウォーズの棋譜を検証してはダメ出しの嵐(笑)。 最後は「君が一番強い。自信をもって楽しんで来い」と送り出しました。 結果、最高の報告を持ち帰ってくれました。おめでとう。そしてありがとう。 さて、次は8月の全国大会が待っています。残り約1ヵ月半、それまで更なる棋力アップを目指し頑張りましょう。全国の舞台で、思いっきり自分の将棋を指そう! 少女の熱い夏はまだまだ続く。。 |
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